花の散歩道

お正月

一年の邪気悪魔を払い、その年の繁栄を祈願するために、門松、しめなわ、室内に花を飾ります。お正月の お花には、松、竹、梅、南天、水仙、千両、万両などがあります。この様な、迎春に用いる植物を総称して献歳植物といいます。


門松

神様が天から降りるのを待つ木。祭りの木が転じて、マツといわれるようになったといわれています。そして、常に変わらない緑の枝を張った マツは不老不死、長寿、万年の寓意を持つようになりました。中国では、松の葉を燃やして、煙を身につけると長生きできるという言い伝えもあります。

竹も神の依り代として神が乗り移りやすく悪魔を払う神聖なものと信じられてきました。又、竹のふしとふしの間の空間に神がこもる とも考えられており、そこから「竹取物語」のかぐや姫の神話が生まれたといわれています。

竹の根は縁起が良い

竹の根の成長は早く、大地にしっかり根を張ることから、家が栄え・繁栄するようにという祈りも込められています。

子供の成長にまつわる習俗が多くある

 天皇家や貴族の出産には、竹の絵の代屏風で囲む。
 幼児の病気の際には、青竹をびんに入れて回復を祈る。
 赤ちゃんのヘソの緒は、青竹で作った竹刀で切る。

南天

南天

「難転」−難を転じて福をなす−という当て字からきているようです。庭に植えると火災よけや悪魔よけになるとか、 鬼門の方角に植えると良いといった俗信もあります。

また、毒消しの薬効があるといわれ、南天の箸で食事をしていると消化不良にならないとか。南天の果実は日本では 「南天実(じつ)」と称し、喘息・咳止め薬として有名です。 幼児の「食い初め」にも南天の箸が用いられます。


南天の床柱

有名なのは、京都金閣寺の茶室「夕佳亭(せきかてい)」と、東京柴又帝釈天題経寺があります。