花菖蒲

花の散歩道

「端午」とは12支の午の月の午の日で、月の端(はじめ)の午(うま)の日と言う意味です。 「午」ではなく「五」が重なる重五(ちょうご)と言われ又、午(ご)と五(ご)の音が同じなので、 端五の日を5月5日端午の節句として祝うようになりました。


端午の節句

端午の節句

新暦で言うと6月頃で、古来 宮廷では季節の変わり目である端午の日に病気や災厄を避けるため厄除けの菖蒲を飾ったり、 薬湯として菖蒲湯に入ったり、蓬の薬草を配ったり、菖蒲を浸したお酒を飲んで無病息災を願いました。 又、武士の間では尚武(しょうぶ=武を尊ぶ)の気風が強く「菖蒲」と「勝負」をかけて、 端午の節句を尚武の節目として盛んに祝うようになりたくましく成長することを願い男の子の節句と考えられるようになったのです。

花菖蒲

梅雨の頃、花を咲かせる菖蒲は「花菖蒲」と呼ばれるもので菖蒲湯の際、入れる菖蒲とは全く違うものです。 花菖蒲は本来の菖蒲に葉が似ていることから花の美しい菖蒲ということで花菖蒲と名づけられました。 学名Irisはギリシャ語の「虹の女神」にちなんだものです。 花菖蒲(アヤメ科)には香りはありませんが、本来の菖蒲(サトイモ科)は香りがあり、根や葉をお風呂に入れると精油が溶け肌を刺激し神経痛、肩こりに効くと言われています。

花菖蒲の生けかたを言えば「一花五葉」と言う言葉があり、1本の花に対して前に3枚、後ろに2枚の葉を入れると形が良いとされています。 花に対して葉のスジがくぼんでいる方が花に向かって生けます。そうすると、花を中心にしてその前後に入る葉は両方とも外側に垂れるように開きます。 形の悪い葉は下方にある「鞘(さや)」と呼ばれる袋状の部分から抜き取って組み替えたり、長さや枚数を調節することもできます。 又、咲いた花を摘み取ると2番目の花(2番花)が咲いてきます。

節句の食べ物 柏餅と粽

節句の食べ物
柏餅 日本独特のお菓子で、柏の葉は新芽が出ないと古い葉が落ちないと言う特徴があるので 「子供が生まれるまで親は死なない」「家系が絶えない」の縁起に結びつけ、「柏の葉」=「子孫繁栄」の意味を持ちます。
中国から渡来したもので、餅団子を茅(ちがや)の葉に包んだものを粽と言いますが「難を避ける」中国の故事から来ています。